2012年6月25日月曜日

6月24日(日)筒井チーム


今日で両チーム稽古が終わりました。
そんな締めくくりの日は駒田さんからの稽古場ブログです。

筒井チームはスペース・イサンに籠ってひたすら稽古を続けていた模様です・・・・。

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6月24日(日) 天気:くもり
担当:駒田大輔

~京都と愛知vol. 2~
~京都と愛知vol. 2~
~京都と愛知vol. 2~


本公演のサブタイトルに素敵なポエムを見つけて、思わず立ち止まってしまいました。
古都に暮らす男と味噌に暮らす女。
すれ違いばかりだった二人の恋ですが、そろそろ新しい季節を迎えつつあるようです。

さて、筒井チームは(そして柏木さんチームも)今日でひとまず稽古が終わり、明日から小屋入りということになります。
今日は昼からシーン稽古と通し稽古をしましたが、さすがにみんな疲れがたまってきているのか、出番のとき以外は口数も少なく、床にうずくまって呆けた顔をさらしておりました。

まあ、おしなべてローテンションな、意気の上がらない稽古場なのは今日に限った話ではありませんが。
そもそも「場を盛り上げよう」「ガンガン話していこう」とか考える殊勝な人間が誰もいませんからね。
何やらもう一方のチームでは、毎日のようにC翼と初期あだち充をこきまぜたようなカロリー高めの光景が展開されているようですが、こちらはまるで形だけをとりつくろっている冷えきった家族のように、みんなの心がばらばらです。

筒井さんは役者そっちのけで「もうー」「どうしようー」と天をあおいで髪をかきむしっているだけだし、
新田さんはうふふと微笑みながら頭の中はお花畑だし、
渡辺はウンコ座りで人のダメ出しをにやにや聞いているし、
クールキャッツは受験に失敗した長男のように空気がどんよりと暗いし、
藤原さんはいつ見ても日曜日の寝起きのお父さんのようだし、
僕はルートヴィッヒII世に激似のハンサムだし、
およそまとまりというものがありません。
唯一の救いは演出助手の岩田ですが、彼女は勝手にひとりで舞い上がってひとりで墜落するタイプなので、影響力はほぼゼロに等しい。

しいてこのメンツの強みをあげるとすれば、上がることもないかわりにそう落ちることもないということでしょうか。
もともと精神的に図太い人ばかりのような気もするし、仮に誰かが沈んでいても(演出家のことが多い)基本的にほったらかしなので、その負のバイブレーションが全体に波及しません。
総じて真ん中よりやや下のあたりを大儀そうに飛び続ける、地球にやさしい、低位安定型のチームと言えましょう。

そんなチームで作り上げた『建築家M』。
稽古場の雰囲気をそのまま映したようなゆるクール系の作品になるのか、それとも意外と真逆の、お熱いところが出ちゃったりするのか。
それは皆さん自身の目でぜひ確かめてください。
どうぞお楽しみに!

とか、なけなしの期待をあおって自分にプレッシャーをかけるようなシメにはしたくはないんだが。
本番が近いからな。
多少は営業トークせんとな。
はあ、胃が痛いわ。


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